注文住宅の購入で注意しなければならないのは、土地条件をおろそかにしないことです。住宅を購入するのだから、まずどんな家を建てるかが大事だとおっしゃるかもしれませんが、それと同じぐらい大切なのが土地条件なのです。つまり、どこに家を建てるかという、場所の問題を真剣に考えなければならないのです。なぜなら、土地条件が悪いと、いくらすばらしい注文住宅を建てても暮らしは快適にはならないからです。
家の中にいる間は、充実した設備や美しいデザインに囲まれて快適かもしれませんが、家の外での暮らしは、悪い土地条件のために窮屈な生活を強いられる恐れがあります。ですから注文住宅を購入するときは、はやる気持ちを抑えて、じっくりと土地と周辺環境のチェックを行うようにしてください。どんな点をチェックしたらいいかといえば、その土地に住んで自分達のライフスタイルを実現できるかどうか、という点を考えます。例えば、ショッピングタイムを充実させたいと思うのであれば、家からそう遠くない場所に大規模な商業施設が設置されているかどうかをチェックする必要がありますし、今後まだまだ商業地帯として発展可能かどうかといった点もチェックしておくべきでしょう。
あるいは、子供の教育にいい環境を望むのであれば、できるだけ治安のいいところ、また地域の横の繋がりが強い地域に家を建てたほうがいいでしょう。このように、自分達が目指す人生の方向性に合わせて土地を選ぶ必要があります。